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DCプラグ

形状

DCプラグの形状は1種類ではなく、寸法も様々です。大きく分けると、DCジャック側にセンターピンがあってDCプラグ側にはセンターピンがないものと、DCプラグ側にセンターピンがあり、DCジャック側にはセンターピンがないものです。更に、センターピンの直径、プラグ外筒部の直径と長さなどは様々なものがあります。

一般的に使用されているものは、DCジャック側にセンターピンがあるタイプで、プラグ側にはピンがありません。外筒径は小電流用の3.5mmのものと、一般的な5.5mmのものが普及し、その長さは概ね10mm程度(9.5mm-12mm)です。電気的にはセンターピンが+極なのか−極なのかで、前者をセンタープラスと呼び、後者をセンターマイナスと呼んでいます。

極性

市販されているACアダプタは、ほとんどがセンタープラスです。しかし、ごく少数ですが、センターマイナスのACアダプタが添付されている装置もなくありません。センターマイナスの装置にセンタープラスのACアダプタを差し込んでも動作することはありませんし、逆電圧保護機能がなければ、装置は壊れてしまいます。保護があって装置が壊れなくても、装置は当然動作しません。

ACアダプターの選び方

センター電極

DCプラグのセンター電極は円筒形とフォーク(音叉)形の2種類があります。フォーク(音叉)形のプラグはフォーク部が弾性を備えていますので、DCジャックのセンターピンを人差し指と親指で掴むように、少なくとも2点で確実に捕捉します。また、弾性により多少のセンターピンの寸法違いがあってもカバーしてくれます。これに反し、円筒形はDCプラグのセンター電極が筒状で、一見、面接触でDCジャックのセンターピンに良好な接触を得るように見えますが、実際は使用中には点状の部分接触になり、接触不良が起き易くなりますし、ピン寸法が異なればプラグをジャックにうまく挿し込めません。

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